SHIP’S CAT (Muse) (大阪中之島美術館)
この2022年2月に新しく開館された大阪中之島美術館の表玄関に鎮座するのが
『SHIP’S CAT (Muse)』(2021)です。

「SHIP’S CAT」というシリーズの一つらしく、「旅の守り神」、「旅をしながら福を運ぶ猫」の意味があるようです。
胸には羽のマークは、ルーブル美術館の「サモトラケのニケ」を想起させるエンブレムを付けたそうです。
「サモトラケのニケ」は、船首に降り立つ勝利の女神でありますから、
美術館の入口を守る女神としてはピッタリでしょう。
背中にはボンベを付け、潜水艦にも宇宙船にもついていけるスーツを着ている。スーツのオレンジは、河川と航海の安全を守る管制塔などを表すインターナショナルオレンジや、厳島神社の朱を表している。そしてなにより、モノリスや宇宙船のような美術館に合わせて『2001年宇宙の旅』に出てくる宇宙服のようなイメージでもある。《SHIP’S CAT (Muse)》(2021)と名付けられた作品は、美術館の北側、真北に向けて建てられ、人々を迎えると同時に、天体の中心軸である北極星を見つめ、世界に羽ばたく美術館を発信し、人々を誘っているといえるだろう。
出典:京都芸術大学 瓜生通信
製品サンプル到着!
— ヤノベケンジ (@yanobekenji) December 24, 2022
たまらん出来栄え!
1月下旬にはお届け出来るかと思います〜。
メリークリスマス🎁 pic.twitter.com/UJD8god1uM
「SHIP’S CAT」のフィギュアが買えるみたい。
めちゃくちゃ楽しみ!
ジャイアント・トらやん (大阪中之島美術館)
大阪中之島美術館内にもう一つ作品があります。
それが、ジャイアント・トらやんです。

この作品は「子供の命令にのみ従い、歌って踊り、火を噴く子供の夢の守護神」の意味があるようです。
観ているだけで楽しいですよね。

お腹にに子供の顔が見えるのはそこで操縦をしているのでしょうか。

サイズは720×460×310cm 2005年の作品
確か大阪市役所のロビーで展示されていたのを観たことが有ります。

サン・チャイルド (阪急南茨木駅前)
阪急南茨木駅の駅前にしっかりと立っているのが、サン・チャイルドです。

もともと、JR福島駅前に設置し、東北の復興を目指すシンボルにしようと考えていたようですが、
地元の「未だに放射能に汚染されたままだとの印象を与えるとの声」等の反対があり、急遽ヤノベケンジさん出身の茨木市にご縁があったようですね。
黄色の防御服が生々しかったのかな~。
サン・チャイルドの顔は遠く東北を向いて、復興を願ってるそうです。

全国17店舗以上展開の日本最大級アニメグッズ専門チェーンストア「ゲーマーズ」ヤノベケンジ プロフィール
昭和40年(1965年)、大阪府生まれ。
京都造形芸術大学教授。小・中・高校時代を茨木市で過ごす。関西を拠点に日本のみならず世界各国の公立美術館・博物館などで作品展を開く。「水都大阪2009」出展作品で大阪文化賞を受賞。阪急南茨木駅前に設置された作品「サン・チャイルド」の作者。出典:茨木市HP 私と茨木

サン・シスター「なぎさ」(兵庫県立美術館)
サン・シスター「なぎさ」は兵庫県立美術館の海側に立っています。
こちらは瀬戸内海に向かって悠々と立っていますね。

オブジェは、阪神大震災から今年で20年を迎えたことに合わせ、同美術館と王子動物園(同市灘区)を結ぶ「ミュージアムロード」のにぎわいにつなげようと、同美術館と神戸県民センターが企画。現代美術作家、ヤノベケンジさんが制作した。

過去・現在・未来を見つめ、希望の象徴としての「輝く太陽」を手に持ち大地に立つ少女像。阪神・淡路大震災20年のモニュメントとして、神戸市のミュージアムロードに設置される。東日本大震災の復興を祈念して建立された子ども像「Sun Child」(2012年 大阪府茨木市)の姉のような存在であり、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っている。
協力:京都造形芸術大学ウルトラファクトリー
FRP、ステンレス、鉄 他
2015年
前段で紹介したサン・チャイルドのお姉ちゃんのような存在だったんですね。
まとめ
以上、関西のヤノベケンジ作巨大オブジェをご紹介させて頂きました。
それぞれの設置場所を下記に置いておきましたので
参考にしてください。
大阪中之島美術館 『SHIP’S CAT (Muse)』『ジャイアント・トらやん』
兵庫県立美術館 『サン・シスター』
阪急南茨木駅前 『サン・チャイルド』


コメント