この本は若い社会人が読むと学びがある
テニスの大坂なおみ選手を世界のNO1に導いたコーチ、サーシャ・バイン氏
以前より、この方のコーチ力は如何なるものなのかと大変興味があったので
この本はかなり期待していたのですが、
どちらかというと、これから社会へ飛び出そうとする若い方が読むと
ものすごく参考になる自己啓発本かと思われた。
私のような長年荒波を生きてきたオジサンにはちょっともの足りなかったなあ。
テーマは「逆境をパートナーにせよ」
それでも、オジサンがこの本の良さをテーマにするなら
心を強くするなら「逆境をパートナーにせよ」にしたい。
私なりにざっと逆境をテーマに以下にポイントをあげてみました。
● 人まねはやめて、我が道をいこう。
● 苦しい体験はもろ手をあげて歓迎。逆境からでしか学ぶこともできず、強くもなれない。
● 現状を変えるのは恐ろしい。だが、それはいいことでもある。つまり、たまには自分を怖が らせるほどのリスクも必要があるということだ。
● コンフォートゾーンを出てはじめて人は成長するし、他者の評価を知り自分の現在地も把握できる
● プレッシャーは敵どころか、あなたの最強の味方だ。それはあなたが勝者の証拠であり、とことん楽しんだほうがいい。
● 「プレッシャーとは、一つの特権なのよ」
「あたしはプレッシャーが大好き。プレッシャーを感じると、目標に近づいているな、ってわかるから。」
● 日頃から逃げずに決断することに慣れておくこと。自然と心が強くなる。
大きな決断を楽しめるようになれば一流。
如何でしょうか。逆境が心を強くしそうですよね。
その他にも、ポジティブシンキングなことが書かれていたり
自分自身と取り戻す方法等もありました。
内容(「BOOK」データベースより)
日本人のために、特別書き下ろし!本書は、大坂なおみを日本人初の全米オープン・全豪オープン連続制覇、世界ランキングNO.1へと導いた世界最優秀コーチが、その旅路のすべてを明かしつつ、あなたの人生を変えるメンタル教本としてまとめた特別な本です。引用:amazon「心を強くする」
ラケットに怒りをぶつけるのはどうか
ただ、ひとつ私としては頂けないルールがありました。
それはこの項目でした。
● ラケットは折れ! 怒りはためずに吐きだす
大坂なおみ選手が時々、コート上で悔しさでラケットを叩きつけるシーンを見て
これは、プレーヤーがやってはいけない行為だと私は常々思っていた。
一流プレイヤーは絶対に道具に感情はぶつけない。
だから、彼女はまだ一流じゃないなと思っていたんだけど。
まさか、コーチが認めていたとはこの文章を読んで驚いた。
是非、この行為は改めてほしいものです。
大坂なおみ選手もリスクを恐れず次に進もうとした
エピローグでサーシャ氏は大坂なおみ選手より突然の契約終了の電話があったそうだ。
これは、サーシャ氏が自らセリーナ・ウイリアムズとのヒッティングパートナーを
突然辞める時に似ているような気がした。
それは、サーシャ氏が大坂なおみ選手を指導してきたように
彼女は現状を変えるリスクをとって次へ進もうとしたのではないかと。
そんな風に思います。
これからも、サーシャ・バイン氏も大坂なおみ選手も逆境を恐れず進んでいってほしいものです。
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