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NHKBSドラマ「広重ぶるう」感想/優香さん、髙嶋政伸さんに注目

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テレビ
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NHKBSプレミアム 24年4月27日(土)よる8:40~10:30

放送されましたドラマ「広重ぶるう」鑑賞しました。

映画並みの力の入ったドラマでしたね。

同時代の絵師では葛飾北斎や写楽などは

映画やドラマで観ることはあるのですが

歌川広重のドラマは私は初めて観ました。

史実はどうなのかはわかりませんが

その生涯はこのドラマで垣間見ることができたような気がします。

浮世絵の世界で、葛飾北斎とともに、世に知られる歌川広重。 実は、歌川広重は火消し同心として、江戸の火事を消すかたわら、絵を描いていた!! 語られてくることの少なかった広重を、ともに歩んだ妻・加代との夫婦の物語としてドラマ化。

引用:NHK広重ぶるう



このドラマの主人公は、もちろん歌川広重(阿部サダヲさん)なのですが

実は妻・加代(優香さん)のドラマでもあったんじゃないかと思える程、

加代(優香さん)の献身的で、人間的な強さを

見せてくれたストーリーでした。

序盤の保栄堂へ着物を質へ入れに行く場面で

笑みを浮かべながら、心動することなく話をする優香さんの演技は

素晴らしかった。

セリフ自体は特別なものは無かったのですが

その笑顔には悲痛を一切見せず、また恥じることなく

夫を信じて、自分の役割を全うしている強い姿に見えました。

最後は突然倒れて亡くなってしまうのですが

このシーンは泣けましたね。

嘘だろ!って思わず声が出てしまいました。

この時点では私は加代(優香さん)に

惚れてしまっていましたね。(笑)



もう一人、重要な役割をされていたのは

版元・保栄堂の主人竹内孫八(髙嶋政伸さん)でしょう。

髙嶋政伸さんは、私の近年のイメージは

どちらかと言えば陰湿であったり、嫌われキャラであったりの

役柄が多かったと思っていたのですが

今作品では、実に心憎い役どころをされていたと感じました。

きっと加代(優香さん)に叶わぬ恋心を抱いていたと思うのですが

加代を助けたいと思う気持ちと

その夫、歌川広重(阿部サダヲさん)を育てたいと思う気持ちが

混在する場面が幾度もありました。

BRUTUS  浮世絵に訊け より

広重にかけた言葉が重要な言葉にもなりました。

最後の加代の葬式の際、広重との場面の見事な演技には

今回、迂闊にも涙してしまいました。

このシーンは複雑な思いがあふれていた素晴らしいシーンでした。



歌川広重演じる阿部サダヲさんは、変わらず安定した演技で

主役を全うされたと思いました。

逆に、いい意味での裏切りがあってもいいかと思うぐらいです。

広重の風景画は有名ではあるのですが

どこか破天荒さに欠けている気がしていたんです。

別冊太陽 江戸絵画入門より

今回のドラマで広重の性格などを見ていると

その性格通りの絵になっているなという気がします。

情緒があり、そこに人ありの風景画

なかでも、代表する雨の描写の繊細さ。

そして、ベロ藍ということになるんでしょうか。

広重の絵を改めて見る機会になりました。

いいドラマを観ることができました。

ありがとうございました。

原作の文庫貼っておきますね。

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