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「自転しながら公転する」ドラマ 感想/松本穂香、藤原季節主演

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テレビ
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第1話が12月14日に放送された読売テレビのドラマ

自転しながら公転する」を鑑賞してみました。

以前より原作である山本文緒さんの同名小説

気にはなっていたのですが

内容が恋愛、介護、仕事等のキーワードから

どうも苦手なジャンルの小説だと思い躊躇していたところ

テレビでドラマ放送があると知り

しかも、大好きな松本穂香さん主演、

同じく大好きな鶴田真由さんも出演とういうこともあり

楽しみに鑑賞してみました。



最初にこのドラマを観て感じたことは

この物語の設定が、実にうまいな~という事でした。

松本穂香さん演じる

30歳独身、将来について、結婚、親の介護の悩みもある女性

確かに身近な問題で、共感できる女性は多いかと思います。

相手の男性、藤原季節さん演じる貫一

凄くいい奴だけど、同じ30歳なのに無職、中卒学歴なし

決して頭が悪いとか、不良であるとかとは違う、

何か人間的な器の大きさを秘めている人物

結婚適齢期の女性には、実に悩ましい設定をしていますよね。

反面、個人的に違和感を感じたのは

藤原季節さんの貫一は、めちゃくちゃいい奴なのに

回転ずしアルバイトで、放り投げるように寿司皿を置くシーン

ちょっとありえないんじゃないだろうかとか、

大好きな鶴田真由さん(お母さん)が更年期障害

布団の中で暗くて、寝てる姿が多くてがっかりしていたんだけど

後半、嘘のように普通に振る舞えるようになって(ホッとしたけど)

ちょっと演出のギャップに違和感を覚えましたね。



最も気に入ったシーン

貫一が都への「そうか…自転しながら公転してるんだな」のセリフ。

寛一が都の話を聞きながらのこの言葉は

自分にも置き換えられて、とても印象的でした。

毎日、同じような日常が、ぐるぐる自転していて

それが毎年毎年周っている。

でも決して同じ時間、場所ではなく移り変わっている。

この言葉は、暫く自分の脳裏に残りましたね。

第2話はこのドラマのテーマでもあろう

幸せって何?」だと思いました。

都の友達と3人で喫茶での会話が印象的でしたね。

経済的能力なしの男性と付き合ってる時間は都にはない!

彼氏に不安を感じるのは、都に経済力がないからじゃない?

友達2人の意見の違う言葉が、両方とも的を得ていますよね。

プレゼントのネックレスと指輪の例えも良かったですよね。

それから、ベトナム人留学生・ニャン役長谷川慎さんの場面も。

ベトナムでは貧しくてもみんな結構幸せにやってるよ

日本だけではなく、海外の人達の「幸せ感」について考えることは

すごく幅を広げることになって良かったと感じました。



ひとそれぞれ何が幸せなのかを考えさせられます

個人的には貫一と都の「幸せ」の価値観が違い過ぎているなと

感じました。

現実的な幸せと、本質的な幸せと。。

お互いが認め合えて、許容できればいいんですが。

ドラマの最後はどのような結末が待っているのか。

 



ラストシーンは「えぇーー」て声が出ちゃいました。

もやもやする終わり方でしたよね。

あとは、視聴者のご想像にお任せしますって終わり方でした。

最終回を観て残念だったのは

普通の恋愛ドラマになってしまっていたこと。

都の仕事や介護などの悩みがほとんど描かれていなくて

貫一への揺れ動く心の描写のみになってしまっていました。

この物語の面白さは、生きていく上での葛藤に特徴があって

その葛藤といかにうまく付き合っていけるか、

そして、その中で幸せをどう見つけていけるかだと思っていましたから。

都の友達と話をしている際の友人のセリフで

自分の幸せをカスタマイズする。というような言葉ありました。

カスタマイズは幸せを語る際にピッタリの言葉だなと思いましたね。

それにしても、貫一はいい奴ですよね。

ある意味冷静で、勇気や度胸もあって、物怖じもしない、

蘊蓄を話すぐらいの知識欲もある。

学歴は関係ないですよね。

この人を雇いたいという人は必ずいると思います。

ただ、彼と付き合うには、女性は覚悟が要ると思います。

経済的なことは私が何とかする!ぐらいの覚悟があれば

うまくいくような気がしますね。

“男前”な女性がいいように思います。

彼との生活には辛いことや苦しいことも多いだろうけど

彼と一緒にいれば自分も充実できて前を向ける。

それが、幸せだと振り返った時に思える。

そんなふうなカスタマイズする“幸せ”を感じました。

皆さんは如何だったでしょうか。

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