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映画【ファーザー】アンソニー・ホプキンス圧巻/認知症老父の視線を映像化

映画
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この映画のストーリーは凄くシンプルです。

認知症の老父とその娘の愛情の物語です。

ただこの映画の凄いところのポイントは2つ

認知症の老父がどのように世界が見えているかを映像化したところ

そして、その老父役のアンソニー・ホプキンスが迫真の演技を演じきったことでしょう。

認知症の老父は、どのように見えているのか

この映画はアンソニー・ホプキンス演じる老父アンソニーが認知症になり、

その認知症患者が、どのように自分の生活が見えているか

時間が経過するごとに、

認知症が進行していき、

世界の見え方がどう変化していくのかを映し出した映画でした。

最初は現実と記憶の忘却との入り交じりだけだったのですが

過去の記憶だけしか残らなくなったり

徐々に幻覚が見えてきたりと

鑑賞している方も、その内容に追いつけなくなってきて

戸惑っているなか

ようやく、これはアンソニー・ホプキンスの視線

物語を進めていることに気が付いてくるのです。

認知症患者のリアルを映し出している

私の父も認知症なので(映画のような状態まで進行はしていませんが)

認知症患者はどのように世界が見えているかが凄く興味がありました。

アンソニーホプキンス演じる老父は

時計を置き忘れて、他人が盗んだと思いこんでしまうところから

始まっています。

その後、娘の存在が過去のものか現在のものか

また、娘の夫との生活が過去か現在か、混濁してしまいます。

映画の中では、時空間が複雑化しているように見えて混乱するのですが

後々にこれが認知症患者の見え方なのかなと思うと同時に

映像化の巧みさや構成の組み合わせなどが

絶妙にが見えるようになってくるのです。

認知症患者のリアルをそこに感じながらの鑑賞になりました。

この映画はラスト15分でアカデミー賞は決まった

私が思うに

この映画のアカデミー賞主演男優賞、脚色賞)は

ラスト15分のアンソニー・ホプキンスの演技で決まったと言っても

過言ではないと思っています。

老父は認知症が進行し、施設で生活をしています。

認知症の症状は、とうとう自分が誰であるかも忘れ

最後は子供がえりにまでなってしまっている。

というラストですが、

この演技が迫真過ぎて、鳥肌モノでした。

まさに圧巻でした。

しばらく、放心状態でエンドロールを眺めながら

「すごいアンソニー・ホプキンス!」と訳のわからない独り言が出ていました。(笑)

これはアカデミー賞主演男優賞、文句なし、決まり!

と思いましたね。

娘のアン役オリヴィア・コールマンも忘れてはいけません。

父親を支える心情は、毅然さと苦悩とが入り交じっていると思うのですが

その姿がよく演技されていたと思う。

風格さえも感じて実に良かった。

アンソニー・ホプキンスと力の均衡に劣ることは無かったと思う。

作品の概要

映画の概要はこちらをお借りしました。

<解説>

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。

<ストーリー>

日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。

しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。

そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。

現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。

<スタッフ、受賞等>

アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。

原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。

第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート

ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。

引用:映画.com

当ブログの写真は映画.comからの出典です

基本情報は以下の通り

基本情報   


タイトル
     ファーザー

原題
     THE FATHER

上映時間

製作国
     イギリス/フランス

製作年度

公開日
 
引用:yahoo映画

認知症患者さんと接している方へ鑑賞お薦め

映画作品はとても素晴らしいので

すべての方に鑑賞してほしいですが

特に、認知症患者さんと接している方

是非鑑賞をお勧めいたします。

ラストにアンソニーが「まるで“自分の葉”が1枚づつ失っていくようだ」と

今の自分自身を表現しています。

認知症患者さんはすべてを失っているわけでは無く

今の自分の現状も理解しているしているんですね。

そこに不安と死への向き合い方も潜在意識に持っている

そんな意識も感じながら接していけたらなと感じました。

この映画を観ることで、認知症患者さんの目線が少しでも理解ができたり

何かを学べてらいいかなと思います。

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