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安藤忠雄建築設計『こども本の森 中之島』|空間も本のセレクションも素晴らしい

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建物
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大阪市北区中之島にある『こども本の森 中之島』へ行ってきました。

この建物は、建築家、安藤忠雄氏が自らの費用で

建築設計、建築した建物で

完成後大阪市に寄付した“こども図書館”です。

閲覧のみになります

運営費用も民間企業に安藤氏自ら寄付を募った費用で

運営しているようです。

オープンして2年が経っていますが、

今まで子供同伴の大人しか入れないと思っていたのですが

確認したところ、大人だけでも入館できることを知り(入館料無料)

見学してきました。

 



施設概要

こども本の森 中之島とは

こどもたちに多様な本を手にとってもらい、無限の創造力や好奇心を育んでほしい。自発的に本の中の言葉や感情、アイデアに触れ、世界には自分と違う人や暮らしが在ることを知ってほしい。「こども本の森 中之島」は、そんな想いでつくられた文化施設です。

引用:「こども本の森中之島」

住所 〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-28
こども本の森 中之島
アクセス 京阪中之島線「なにわ橋駅」3号出口すぐ
地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」1号出口、地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」26号出口から約400m東洋陶磁美術館 東側

※当館には駐車場はありません。ご来館は公共交通機関をご利用ください。

ご利用方法

「こども本の森 中之島」への入館は、開館から当面のあいだ、混雑が予想されるため、平日、土日祝にかかわらず、入館は事前予約が必要です。快適に読書を楽しんでいただくため、ご理解・ご協力をお願いいたします。

予約する
開館時間 午前9時30分~午後5時まで
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日は休館)蔵書整理期間・年末年始
利用対象者 乳幼児から中学生までをメインターゲットにしています。
入館料 無料
駐輪場 33台

※一般の駐車場はありませんので、ご注意ください。

詳細は「こども本の森中之島」HPまで

基本的には1日4回の時間帯で入館。入替制です。

それぞれの時間帯の予約をし、入館するシステムです。

1回につき100人の制限があります。

但し、当日1回につき30人の飛び込み入館ができる枠があります。

ですから、その時間帯に早めに行って並ぶのもいいかもしれません。

(今回は私は飛び込みで入館しました。

しかし、お子様同伴の場合は確実に予約された方が無難ですね。)

基本、子供優先の施設ですが、大人も入館できます。

 



安藤忠雄さんの建築設計

私は安藤忠雄さんの建築に興味があり

初めて訪れたのですが

通常の図書館とはやはり違って、空間の演出が面白い。

反面、使いずらい。(笑)

大きな吹き抜けとデッキのような通路が

空間を豊かに楽しくしているんですが

通路が狭くて、通路沿いの本が取りにくいし、

人が立ち止まると、通路がふさがってしまう難点があります。

そこが、安藤建築の面白さであり、

不自由が楽しいのかもしれません。

アールの壁やアールの本棚など

見た目には凄く優しいしナチュラルイメージです。

スリットの窓から、川が見えるのも、

敢えて自然を感じてほしいとか。

とにかく、子供たちが自由に色々な場所で本を読んでいる姿が

この建物で一番いい景色に見えることが、

素晴らしいんだと思います。

世界的な建築家安藤忠雄原作、人気絵本作家はたこうしろうが絵を担当した、安藤氏初の絵本です。安藤氏設計で2020年春オープン予定の『こども本の森 中之島』。絵本の舞台はこの『本の森』です。

引用:Amazon

本のセレクションが素晴らしい

今回、一番驚いたのは、

本のセレクションの素晴らしさ

入館するまでは、子供たちの読める絵本ばかりだと思っていたら

とんでもない。

大人が読んでみたい、読んでみたかった、

絵本や図録や専門書がいっぱいあるのです。

しかも、並べ方が大人向けの本も子供向けの本も

一緒に並んでるんですね。

もちろん、ジャンルは12に分かれているんですが

新しい本屋さんに来た感じがしました。

こんな本屋さんがあったら楽しいだろうなって感じです。

絵本も漫画も、小説も画集も良書をセレクトして並べています。

ホントびっくりしました。

係の方に話を伺ったら

クリエイティブ・ディレクター/幅 允孝 はばよしたか(有限会社BACH代表)さん

がこの本棚を作った方だとお聞きしました。

「こども本の森中之島」HPにもメッセージが書かれていました。

いい仕事されてますね~。

 



『新美の巨人たち』の「安藤建築 こども本の森」観て

実は『新美の巨人たち』のTV番組で「安藤建築 こども本の森」観て

今回、思い立ったのでした。

7月16日(土)に再放送があるようなので

ご覧いただけたらと思います。

建物の特徴的だった箇所

最後にもう少し。

建物の特徴的だった箇所の写真をご紹介

2階から3階へ上がる大きな階段

ここで、座って本を読む子供たちもいました。

こういうシーンを安藤さんは想像して設計したのかもしれません。

映写がされるドーム(HPでは休憩室と紹介されていました)

ここでは、このドーム型の空間に

いくつかの物語の映像が映し出されます。

子供たちが映像を追いかけたり、

映し出された文字を読んだりしながら

遊ぶ姿が印象的でした。

 



「青いりんご」

入口のテラスでひときわ目を引く、大きな大きな青いりんご。これは建物寄附者である建築家・安藤忠雄氏によるオブジェです。

米国の詩人、サムエル・ウルマンの詩「青春」をモチーフに、「若さとは、年齢でなく心の持ちようだ」というメッセージに共感し、安藤氏自身がデザインしました。

『挑戦心にあふれる青春のシンボルとして多くの人に触れてほしい』との願いが込められています。

引用:「こども本の森 中之島」

お帰りの際には少し川沿いまで降りて頂いて

下から眺める安藤建築は如何でしょうか。

安藤建築も美しいですが、本のセレクションも素晴らしかった。

ご興味ある方は是非一度訪れてみてください。

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