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『自分のせいだと思わない。』小池一夫著|感想とメッセージまとめ

はじめに

小池一夫さんのことは、ツイッターで知った。

2019年4月に亡くなったという事なので、恐らくその1年位前に知ったように思う。

ツイッターで最初につぶやく内容を見て、

若い人に響く言葉だなと思ったり

私のようなオヤジにも勉強になる言葉が印象的だった。

82歳の書かれる文章としては信じられない、若者の心に沿った柔軟なメッセージだったと思う。

【まえがきに代えて】より抜粋

2019年4月小池一夫さんが永眠されました。
小池さんは、漫画『子連れ狼』の原作者として知られ、近年はツイッターが人気でフォロワーの方々をはじめとした多くの方に支持されていました。
2010年3月、当時73歳から始めたツイッターでは、私たちを優しく肯定し、それぞれを進むべき道に導いてくれる、人生の本質を突くメッセージをつぶやき続けてきました。
それは亡くなる直前まで変わらず続きました。
本書は、そのツイッターのつぶやきをもとにしたメッセージ集の第3弾になります。
(中略)
小池さんがつぶやくことは、もうありません。
しかし、小池さんが伝えたかった言葉は、小池さんが愛した著作と、読者の皆様の中にいつまでも残ります。
本書が皆様にとって、これからを照らし、今を生きる糧になれば幸いです。

引用:ポプラ社

お亡くなりになる前までつぶやかれていたので、亡くなった時は“ホントに”って

現実感が無かったかとを覚えている。

この『自分のせいだと思わない。』も233の言葉の中に

人生に対する姿勢のようなものが詰まっているので、

私なりにメッセージをまとめてみました。

*内容

  • 人を好きになることぐらい、あなた一人で決めていい。
  • 一人の人に、多くを期待しすぎない。
  • つらいことはたくさんあった。でも不幸ではなかったよ。
  • 嫌いな人は嫌いでいいから、それ以上は考えない。
  • 「自分から去っていった人」に執着しない。
  • 必ず起きる「いくつかのこと」にいちいち動揺しない。

引用:ポプラ社

自分を守る為に

小池さんの言葉の中にはいくつかの傾向があります。

その一つが「今苦しんでいる人に、心に助け船を出してあげる言葉」だと思います。

若い人達が、「自分を守ってほしい」との願いがあったのではないでしょうか。

<本文より要約し抜粋しました>

  • 「好き」があると人は深刻化しません
  • 深刻化して行き詰った時はとても視野が狭くなって「好き」が無い状態です。
  • 真剣になれ、深刻になるな
  • 無理をしていいのは夢中になっている時だけ
  • 自分が自分を思う程、誰も自分のことを気にしてね~よ

引用:「自分のせいだと思わない」小池一夫著

無理するな深刻になるな大したことじゃない

そういった心が楽になる言葉が多いですね。

つらい時の対処法

2つ目はつらいしんどい嫌な思いをしている人への対処法を書かれています。

<本文より要約し抜粋しました>

つらい時に後悔や反省をするんじゃなくて、面白いコンテンツを見たり

笑える人とおしゃべりしたり憧れの人との妄想に走ったりすごくくだらないことで楽しむ

そして、生きる体力と気力が戻った時に反省です。

今のつらい場所から、「安全地帯に避難する

いつかは終わると強く思う事」「なるようになるさ客観的で楽観的になること

  そして、一番大事な「逃げ出す」というそういう選択肢があることを忘れない。

引用:「自分のせいだと思わない」小池一夫著

「避難する」「忘れる」「逃げる」一見後ろ向きな言葉かもしれませんが

今の時代は、無理にしなくてはいけない事はない、という心構えが必要なんですね。

大丈夫、心が危ない時には逃げなさい。いつもそう言っているような気がします。

小池さんは三原則が好きでした

小池一夫さんの特徴の一つに三原則を上げることが多々見られました。

3つ並べるとリズムがいいので覚えやすいですよね。

<本文より要約し抜粋しました>

【ツイッター三原則】

  ひねくれない、洒落がわかる、礼儀を守る

【「恥」の三原則】

  「恥をかく」ことを恐れない

  「恥」をトラウマにしない

  相手になるべく「恥」をかかせない

【心が楽になる方法】

  「嫌な場所にも、嫌な記憶にもわざわざ近づかない

  「忘れる

  「それ以上に楽しい出来事で上書きする

引用:「自分のせいだと思わない」小池一夫著

たくさん言いたい事はあるけれど

この3つは覚えていてね。という願いや希望が込められているように思います。

生きるうえで大切なこと

最後の章は「生きるうえで大切なこと」が書かれていたように思います。

私のようなオジサンでもびんびん響く言葉がありました。

<まずは良き「場」をつくること>

 そこへ行くと楽しくなる「場」

 そこにいると心地よい「場」

 創作でも、その「場」を堪能できる「場」を提供できるかどうか

<ある程度準備はいつもしておく

 準備をしておけばチャンスを逃がすことが少なくなる

<孤独について。孤独には2種類ある>

 「退屈な孤独」と「楽しい孤独

 目的のある楽しい孤独は人を育てる

 退屈な孤独の時は、ろくなことを考えず自分を育てない

<「漂えど沈まず」という言葉が好きだ>

 「人生は漂うもの、そして、沈んではダメだ

 「もっと自由に生きてもいいんだ」ということを人は何度でも忘れる

引用:「自分のせいだと思わない」小池一夫著

最後に  奥様がすばらしい。

小池さんは奥様のことをいつも「家人」と書かれていました。

私もその影響を受けてSNS等に投稿する際は「家人」と書くようになりました。

その奥様がまた、素晴らしい方で

楽天的で、ポジティブで、器量が大きくて、明るい言葉しか話さない。

そんなイメージがありました。

(奥様の言葉集だけで一冊になるんじゃないでしょうか。)

小池一夫さんもこんな奥様と人生を歩まれてとても幸せな一生だったと思います。

*著者紹介
小池一夫 こいけ・かずお 
1936年、秋田県生まれ。漫画原作者、作家、脚本家、作詞家。代表的な漫画原作作品に『子連れ狼』『御用牙』などがある。1977年より後進育成のため「小池一夫劇画村塾」を開設。同塾門下生には高橋留美子、原哲夫、板垣恵介、さくまあきら、堀井雄二らがいる。2010年3月からTwitterを始める。2019年8月現在、フォロワー数は90万人を超える。著書に『ふりまわされない。』『だめなら逃げてみる』(以上、ポプラ社)、『人生の結論』(朝日新書)などがある。2019年4月17日に逝去、享年82。

引用:ポプラ社

まだまだ、本書の内容は充分にご紹介できませんが、

後は本書を読んでからのお楽しみということで。

小池一夫様、天国で見守っていてください。

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