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フジ金9ドラマ『イップス』感想/追記中

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テレビ
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篠原涼子さんとバカリズムさんが主演のフジテレビドラマ

イップス』第一話(24年4月19日放送)鑑賞しました。

金曜日9時からの放送ということもあり

ファミリーで気軽に楽しめる内容の

ミステリーコメディーでしたね。

できていたことができなくなってしまう」という

イップスの症状を持つ2人の主人公が

事件を推理していくというのがこのドラマの見どころですね。

ここでは、私が「どうも引っ掛かる」というポイントを

書いていきたいと思っています。

 



『イップス』のドラマの大筋の内容を読んでいて

久しぶりに「倒叙式」という言葉を聞きました。

倒叙式というのは、犯人がある程度わかっていて

そこから、徐々に追い詰めていきながら

最後は解決するという展開のことですね。

私は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」等を

思い浮かべますけれども

探せば名作はたくさんあるでしょうね。

推理小説には時々解説に「倒叙式」という言葉は見かけますが

テレビドラマでは珍しいなと感じました。

 



このドラマで引っ掛かったところは

事件を“解けなくなった”エリート刑事森野徹バカリズムさん

という紹介文。

でもドラマを観ていると

事件を解けなくなったんじゃなくて、

犯人に対して「追及ができなくなった刑事」という方が

正しいように思えるんですが。

だって、名推理の数々が飛び出してくるし

証拠写真も探してきているわけですからね。

あまり、深く突っ込まない方がいいかもしれませんが。(笑)

 



このドラマ自体は比較的“ゆるい”事件モノの内容になっているので

ストーリー自体に特筆するところはないと思っているのですが

ドラマ最後にミステリー作家・黒羽ミコ篠原涼子さん)が

刑事森野徹バカリズムさん)に放ったセリフが引っ掛かりましたね。

このドラマのポイントはここじゃないかって。

もがいていればいつかリスタートできる

黒羽ミコも森野徹もイップスという症状にもがいている。

このドラマを観ている視聴者も

何かしら困難を背負っていてもがいているはず。

視聴者はハッとしたんじゃないかな。

そこにこのドラマのテーマも隠されているんじゃないかと

思いましたね。

恐らくこの言葉はこれからも最後に出てくるんじゃないかな?

 



主役のお二人は別として

私は樋口一之役矢本悠馬さんに注目しています。

矢本悠馬さんは私が今観ているNHKドラマ「舟を編む」にも

辞書の紙を作る製紙会社社員役で出演されていて

今回の刑事役との演技の違いを見比べるのも

楽しみの1つになっています。

「舟を編む」の感想も書いていますので

よかったら覗いてみてくださいね。

NHKBSドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります~』感想(小説、映画も)
24年2月18日 NHKBSで始まった プレミアムドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります~』(全10話) 鑑賞しました。 NHK BS 02/18 22:00 ドラマ 舟を編む ~私、辞書つくります~🈟(1) #nhkbs NHK BS (...

第2話以降も楽しみですね。

イップスーフジテレビ

 



第3話 逆手に取る、振出しに戻す、伏線の回収

第3話観ました。

過去2話の殺人事件の話と比べると、

一番内容があった展開に思えました。

よく殺人事件のドラマでは

腹部を一度刺しただけで亡くなる場面が多かったが

観ている視聴者は、

そんなことはないだろうと心の中では思っていることを、

今回は逆手に取ってトリックに使ったわけですね。

今回のストーリーで良かったのは

状況証拠でしかないでしょ」と秘書の田所万作から伝授されていたこと。

あっさり逮捕される前にもう一度振出しに戻させた展開は

ドラマに深みが出た気がしました。

あと、シャツの袖の血痕を隠すためのハグは

見事に最初の違和感の伏線を回収させたところは良かった。

でも、シャツの隠し場所がバカっぽかったけど。(笑)

このドラマは黒羽ミコ(篠原涼子さん)が事件現場に

平気で入ってくるというありえない設定なんだけれど

そこが、ホームドラマとしての和みになっていて

気楽に事件の謎解きが楽しめて好感が持てますね。

あと、バカリズムさんのイップスが

事件解決に一役買う場面があると面白いと思うのですが。

来週も楽しみにしています。(^^)

 



第7話 村上佳菜子さんの演技が良かった

第7話観ました。

村上佳菜子さんの演技良かったですね。

初めてに近いドラマ出演だったそうですが

結構なセリフの量でしたが

違和感なく観ることができました。

最後までリンクでスケートをしないのかなと思っていたら

ストーリーとはほとんど関係のない最後に披露してくれました

良かった良かった。

証拠となるネックレスの隠す場所が

氷上だったのは、いただけなかったですが

(スケートですべればすぐに出てきちゃうよ~)

村上佳菜子さんが犯人ということで

演出上、敢えて氷上に合わせてきたのかなと感じましたね。

今回はバカリズムさんも篠原涼子さんも

イップスの症状は出ず、

とうとう、普通のゆるいサスペンスドラマになってしまいましたが

あまり深く考えず、愉しめたらいいかなと思う次第です。

ドラマ最後のお二人のセリフを“いじる”場面は面白いですね。

このドラマならではのシーンじゃないでしょうか。

来週も楽しみにしています。

 



第9話 ラランド ニシダさんはドラマの“味変”で良かった

第9話鑑賞しました。

イップスはもうドラマの設定のリアリティは無視状態で

最後に強引な事件の巻き戻しと

トリックの謎解きの面白さに焦点を置き出しましたね。

今回も滑車の仕組みを使って死体を隠すという

およそ8分や9分では不可能であろう隠しワザで

終結させました。

でも、娯楽性という意味では、愉しめたんじゃないかなと

ぶつぶつ御託を並べながらも毎週観ております。(笑)

そんな中、私なりに特筆すべきは

ラランドのニシダ氏の借金取り立て役での登場。

私は彼の隠れファンなので

役者としては初めて観る姿は、ちょっと驚きでした。

それにしてもダイコンでしたね~。(笑)

これは、相方のサーヤさんに相当おもちゃにされるでしょうね。

でも、役者業も視野に入れていたので

ニシダさんご本人は嬉しかったでしょう。

ドラマとしては単調になってきていて

驚きが少ない中

ニシダさんの出演はドラマの“味変”で良かったんじゃないでしょうか。

これからも楽しみに観ますよ。

 



第10話 「復讐は天チューにあらず」いいタイトル

第10話観ました。

今回はタイトルがいいですね。

復讐は天チューにあらず」でした。

観終わった後にタイトルの面白さに気付きましたね。

その「ねずみ男」。

私も、おそらく宮野徹(バカリズムさん)も気が付かなかったですね、

ねずみ小僧」だとは。

今回はトンネルの剛谷トンネル崩落事故と

業者の賄賂に関係するというストーリー。

思わず、木村拓哉主演ドラマBelieve-君にかける橋-」と

ラップしてるなと思いましたね。

敢えてなのか、偶然なのかはわかりませんが、

ドラマ好きの方には同じことを思われた方も多いんじゃないでしょうか。

今回の犯人のアリバイも弱かったですね。

いくら何でも、指定席に人が乗っていないと

バスの運転手もチェックしているだろうし

すぐにわかる嘘だとわかってしまいますよね。

まあ、このドラマは、私のようなツッコミを入れながら

観る人のドラマでもあると思いますけどね。

だからかな~、

その“ゆるさ”の波長が合っているからでしょうか、

毎回欠かさず観てしまっていますよね。

不思議です。

次回最終回楽しみにしています。(^^)

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