本屋さんで立ち読みした時に衝撃が走った
私もフリーランスで30年以上仕事をしてきた中で
自分の生き方や自分の仕事に不安や将来が見えない事がたくさんあった。
そんな時に、本屋さんで出合ったのが
岡本太郎著『自分の中に毒を持て』だった。
最初の数ページを立ち読みして、衝撃を受けた。
なんだこの人は。なんだこの本はと。
あの芸術は爆発だ!と
コマーシャルで叫んでいた芸術家の人ぐらしか知らなかったので
(若い方には全然わからないと思うけど。
※昔のテレビCMにあったのです。
大阪万博の太陽の塔を作った人と言えばわかるかも)
その落雷を受けたような感覚は強烈だったことを思い出す。
『自分の中に毒を持て』は岡本太郎の声を訊く本
『自分の中に毒を持て』は岡本太郎の口語体で書かれている。
かなりリアルに書き写されている。
だから敢えて、
本を読むと言うより声を訊くと表現した方が合っている気がする。
「人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命を開くのだ」
「今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。」
「カッコウにとらわれそうになったら、自分を叩きつぶしてやる。そうすれば、逆に自分が猛烈にひらけ、モリモリ生きていける」
「食えなけりゃ食えなくても、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。その方が面白い」
引用:『自分の中に毒を持て』岡本太郎著
最初の20ページほどでこの通りだ。
書きだしたらきりがない。
かなり、刺激的な言葉がずっと続いて行く。
岡本太郎さんは、ずっと安易な道を選ばず、
困難な道を選んで歩いてきたんだろう。
楽に進もうとする自分といつも戦ってきたのだろう。
そうすることで、自分自身の本当の内面から出て切るオリジナリティを
表現したんだと思う。
※フェルミ漫画大学のYouTubeがとてもわかりやすく要約してるので
参考にしてみてください。
岡本太郎さんの唯一無二の仕事から多くを学ぼう
岡本太郎さんはたくさんの本を残されているけれど
今こころに迷いのある方はやはり『自分の中に毒を持て』がいいと思う。
この本に感銘を受けた方は、
他の本を読んでみたり
美術館に作品を鑑賞したり、
たくさん造形物が残っているので改めて見学に行くのもいいと思う。
岡本太郎さんの唯一無二な仕事を見て、
何を感じるか、どう生きるべきかを考えるのもいいと思う。
2022年7月27日のNHK歴史探偵『岡本太郎と太陽の塔』を観て
2022年7月27日のNHK歴史探偵『岡本太郎と太陽の塔』が放送されました。
この番組は、平野暁臣氏の著書「岡本太郎の仕事論」が
ベースになっていたように思います。
ブログも書きましたので、参考になるとうれしいです。
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