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漫画『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎(原作)いくえみ綾(作画) を読んで

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普段は全く読まないジャンルなんですが

伊坂幸太郎氏原作の漫画ということで読んでみた。

アイネクライネナハトムジーク』って小説や映画化になっていることは

知っていたけど

どうも読んだり鑑賞したりするまでの興味には至らなかったんだけど

なぜか漫画は読んでみようと思った。自分でも不思議。

『アイネクライネナハトムジーク』ってなに?

そもそも『アイネクライネナハトムジーク』ってなんなん?

読後に調べたらモーツアルトの楽曲でセレナーデ

(本書の中では小夜曲って書いてたけど)

意味は「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」

という事らしい。(Wikipedia調べ)

曲をYouTubeで聞いたらよく知ってる曲やった。

登場人物の相関関係図が欲しかった~

正直な感想書くとムズイ。

上巻は何とかわかったけれど、下巻は登場人物も多いし、

現在と過去が行ったり来たり

おまけに結婚して苗字は変わるし、

子供が大きくなっていて場面もついて行けなくなった。

いわゆる、相関関係がどうなってるの?って感じ。

相関関係図が欲しかった~

2回目読んでもよく解らなかったので、

3回目は自分で登場人物の名前を書き出しながら

相関関係を整理してやっと理解ができたよ。

 



面白いなあと思ったシーン

1、通帳に100円づつ入金をして、入金先を「オレモワルカッタ」で記録できるようにしたこと。

  (今は銀行でこんなことができるかどうかわかんないけど)

これは良いアイデアだなと思ったし、

ちょっとジーンってしたな。

2、ウェイトレスさんが客にいじめられている時に、助けようと傍へ寄ってかけた言葉

 「この方が、どなたのお嬢さんわかっておっしゃってますか?」

 「命知らずだな~と思って」

  この言葉はナイスだと思ったよ。

3、最後の最後に、今までの登場人物が伏線で出てくるボクシングのリングシーン

  ラウンドボーイ君が手話で肩をポンポン叩くシーン、

  そしてアナウンサーが歌オンチだった頃の思い出話。

  このシーンの為にこのドラマがあったのねって感じでした。

「出会い」が紡ぐ──愛とか、恋とか。
素敵な出会いを探すサラリーマン、妻に出て行かれた中間管理職、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL、100円で歌のフレーズを提供する男……人生は楽しいことばかりじゃないけれど、道路工事の現場で、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。
情けないけど、愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。それは、ごく普通の人たちが巻き起こす?小さな奇跡の物語?──

引用:楽天ブックス

最後に

 この物語のテーマは“人と人との不思議なつながりとめぐり合わせ”のような気がする。

そして、あの時のあの言葉が今こうして“活きてきている”ということじゃないかな。

今思うに、このドラマを複雑化したのは伊坂幸太郎氏の意図だったように思う。

読者に考えさせて、ドラマの展開を深くしたのかもしれない。

深くすることで、人の世界って不思議で成り立っていて

そして素敵なんだって

教えてくれたのかもしれないな。

今はそんな風に思うよ。

あ、斎藤さん書くの忘れてた~。

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