大阪市北区の
現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY(イチオンコンテンポラリー)」が、
25年1月13日にオープンされたと知ったので
早速見学してきました。
注目は建築設計が安藤忠雄建築研究所による
間口が4Mで65㎡の敷地に建てた
RC造地下1階地上5階建て延べ233㎡の
コンクリート打ち放しの極小建物。
安藤建築ファンとしては
極小建築と言えば、住吉の長屋を思い出してしまうのだが
小さな建築にも宇宙を見ることができるのか
楽しみに見学してきました。
場所と行き方
まずは、場所を押さえておきましょう。
所在地は〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9-7
オーソドックスな行き方としては
梅田から扇町公園を目指して扇町通を歩きましょう。
すると、なか卯(牛丼)と天下一品(らーめん)の交差点(南側)に
到着します。
天下一品側を南に下がるとスーパーのライフが見えます。
スーパーライフの手前が
「ICHION CONTEMPORARY(イチオンコンテンポラリー)」になります。
大きなサインも無いので
通り過ぎてしまうかもしれませんが
スーパーライフまで行ってしまったら戻りましょう。(笑)
おしゃれなフラッグが目印です。↑
建物に入ってみましょう
1月13日からのオープニング企画は
「GUTAIは生きていた」を開催していました。
関西で始まった「具体美術」は安藤さんの建築にもふさわしい
展覧会だと感じましたね。
建物の中に入ると、風除室のようなエントランスが
2層分の吹き抜けになっていて、
上記ポスターのような楽器アートが展示されていました。
1階の受付を済ませ、中へ入るとこんな感じです。
極小建築なので、すぐにエレベーター、階段などが
建物の一定面積を占めてしまっています。
エレベーター側から入口を見るとこんな感じです。
入口に飾られている白髪一雄氏の作品を鑑賞しながら
エレベーターに乗って5階まで上がることにしました。
5階から2階へ
5階に上がると西側部分が斜めになっていて
(建築基準法からだとは思いますが)
斜めから陽が入るようになっていました。
西側から建物内を見ると
斜線に切られた天井部分が吹き抜けになっていました。
4階へ降りてみると
こちらも、西側が斜線に切られた部屋がありました。
各階を結ぶ階段はこんな感じです。
コンクリートの打ち放しが美しいです。
2階まで降りてきました。
1階で観た楽器のアートが見えます。
吹き抜けを上から見ることができるようになっています。
高さと空間を生かせる建築の工夫がされていますね。
実は地下にも部屋があるようなのですが
うっかり見落としてしまいました。
皆さんは地下も見学してくださいね。
ICHION CONTEMPORARY ホームページ
今回は安藤建築に目が奪われていて
展示作品はご紹介できなかったのですが
「具体美術」の作品も素晴らしかったです。
こちらはギャラリーなので作品の販売もされているようです。
タイトル:「GUTAIは生きていた」
会期:2025年1月13日(月) – 3月29日(土)
出展作家:
吉原治良、白髪一雄、元永定正、田中敦子、嶋本昭三、上前智祐、山崎つる子、名坂有子、松谷武判、向井修二開館時間:11:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了
休館日 :日・月・祝日 ※2025年1月13日(月)は開館
料金:無料
予約:推奨
※事前予約なしでもご入場いただけますが、ギャラリー内が規定人数に達した際には、事前予約のお客様を優先してご案内いたします。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
https://reserva.be/ichioncontemporary住所:
ICHION CONTEMPORARY
〒530-0055 大阪市北区野崎町9-7
極小建築なので必要な建築要素を入れると
こんな感じなのかなと感じましたが
それでも、シンプルで自然体な建築美と
展示作品を最大限に生かせる空間づくりは流石ですね。
安藤建築のファンの皆さん
大阪へ来られましたら
是非訪れてみてくださいね。
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