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NHKドラマ「Shrink(シュリンク)精神科医ヨワイ」感想 3話まで

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テレビ
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24年8月31日から始まった

NHK土曜ドラマShrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」を

楽しみに観ています。

主演が中村倫也さんと土屋太鳳さんというキャスティングも

魅力的だなと思い観るようになったのですが

ドラマが始まると、かなり突っ込んだの病気の内容

鑑賞の視点が変わってきました。

知っていてるようで、知らなかった病気の症状

そして、対処方法や治療方法は基礎知識が学べるように思います。

何よりも、患者さんの気持ちの痛みが伝わってきました。

このドラマはかなり医療や心の病そのものに

重点を置いているように感じていて

ホームドラマをベースにした“学びのドラマ”かなと思っています。

健常者は心の病の患者さんの理解を深め

心の病で悩んでいる方へは励みや気づきになるドラマじゃないかな。

 



第1話 パニック症

第1話はパニック症

この病気を初めて知ったのは

漫才師の中川家のお兄ちゃんがこの病になって

電車に乗れない等のニュースを聞いた時でした。

その時は確か「パニック症候群」という呼ばれていて

新しい精神の病気だなと認識したことを覚えています。

最近では全くそのような様子は感じないので

うまくこの病と付き合っているのかなと

テレビで漫才を拝見する時はそんな事を思って観ていますね。

ドラマの中では、私のような中途半端な認識しかないパニック症のこと

詳しく再現してくれていました。

病の症状や、治療方法、そしてその怖さ。

患者さんの心の苦痛、葛藤

専門的な知識はなくとも、これらの基礎知識があれば

自分がこの病になった時、

また、この症状を持つ人に接した時には

随分と対処の方法は変わってくるでしょうね。

そんな事を感じながらこのドラマは鑑賞するようになりました。

 



第2話 双極症

第2話は双極症

この病は、躁鬱病という名称だと思っていました。

でも、私が認識している躁鬱病は

一定期間は躁の期間があって、その後鬱の期間があり

それを繰り返すというイメージでしたが

このドラマでは短期間で躁鬱を繰り返していたので

(ドラマ上の演出なのか?発症の仕方も色々あるのか?)

私の知らない心の病だと思って観ていました。

今回のドラマで一番印象に残ったことは

チームで病に向き合っていくということ

すべてのドクターがここまで取り組んでくれるとは思いませんが

もし、こういった取り組みをしてもらったら

どれだけ心強いかわからないでしょうね。

心の病の多くは一人で抱え込んでしまうことが多いと思います。

相手に話を聞いてもらうだけで、心が晴れることも多いと思うし

何よりも他者に認識してもらうだけで随分変わるような気がします。

逆に自分は心の病を持っていることを知られるだけで

仕事や仲間を失うかもしれないという

不安恐怖もあるんでしょうね。

でも理解をしてもらえる仲間と一緒に病を克服していくということは

すごく大事なことだと改めて認識しました。

勉強になります。

 



中村倫也さん、土屋太鳳さんの役どころ

このドラマに出演している

中村倫也さんの精神科医弱井がゆっくり静かに話す言葉が

結構安心感を与えてくれています。

他に登場する医師が“固め”の演出をしているので

余計に中村倫也さんの患者に寄り添う言葉

ドラマを落ち着かせてくれていますね。

土屋太鳳さんの看護師雨宮

普通の一般人風な明るめの女性の役どころが

視聴者目線になっていて、ドラマをフラットにしてくれています。

精神の病という重苦しいシーンが多い中

この2人の存在は大きいですね。

最後になっちゃいましたが、原作が漫画だということで

(漫画とドラマとは少し違っているようですが)

こちらも気になりますね。

第3話(最終話)も是非観たいですね。

 



第3話(最終話)パーソナリティ症

第3話はパーソナリティ症でした。

この病名は初めて知りました。

ある意味、衝撃でしたね。

この症状が病気だとすると、どれくらいの人がこの病気を患っているのか。

恐らくこの心の病は自覚症状のない人が多いと思うし

自覚があってもクリニックに通うという行動を起こす人は少ないと思う。

小山内風花(白石聖さん)のように、自傷行為を起こして

自分がコントロールできず、どうしようもない状態に陥って、

尚且つクリニックを推薦してくれる人がそばにいてくれて

自ら通うという意思がある人。

これ位の条件が揃わないと、クリニックの門をくぐれないんじゃないかな

それ位、難しい病気に思えました。

また、治療も時間がかかりそうだし、

この病気を患っている人が、自らを見つめ直して記録したり

SST(社会生活スキルトレーニング)※この施設も初めて知った。

に通ったりすることができる方は、相当少ないと思う。

継続してできる方は、その時点で半分は治療できている人だとも思いますね。

周りの理解や協力が必要だと思うし、双方に時間と我慢強さが必要ですね。

ドラマの展開も凄かった。

風花の両親も同じパーソナリティ症であったことや

優(側で支えてくれた友人)が自傷行為を起こし共依存だったこと。

風花の子供の頃の自分にもたどり着くことができたこと。

もう50分のドラマとしては盛り込み過ぎるぐらいの内容で

驚きの連続でした。

この症状の方は病だと気づいていない人も多いと思し

健常者の方もこの病気の症状や接し方など

基本的な知識を得る上で

この第3話は多くの人に観てほしいと思いましたね。

原作の漫画はもっと描かれているようですし

心の病は多くあると思うので

このドラマの続編は期待したいですね。

このドラマはNHKしかできないかもしれないので。

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