映画『そして、バトンは渡された』鑑賞しました。
本屋大賞を受賞した同名小説が本屋さんで並んでいるのが気になっていましたが
読書するところまではいかず
まずは映画で鑑賞してみることにしました。
“ありえない”を自然なドラマにした作品
この映画を観終わったあとに感じたことは
私にとって“ありえない”がいっぱいあったけど
違和感なく鑑賞できたなって感じでした。
ありえない その1、
梨花(石原さとみ)の自由奔放で自分の都合で
男性を3人も結婚と離縁?離婚?を繰り返す女性。
ありえない その2、
その女性を疑うことなく結婚し、
勝手に離れていくことに怒りも感じない男性(夫)
しかも3人。(水戸:大森南朋 泉ケ原:市村正親 森宮:田中圭)
ありえない その3、
そんな勝手な母親に苗字を4回も変えられて、
複雑な家庭環境の中で育てられたにも拘らず
あんなに明るくて、素直に育っていく優子(永野芽郁)。※しかも可愛い(関係ないか)
(ブラジルにいる父親に手紙も送らず、届いた手紙も渡さないという不信行為がありながらも)
そんな気持ちを踏みにじられても、母親をこれっぽっちも憎むことなく
母親を許してしまう。
そんなことは、私にとっては“ありえない”出来事なのに
このドラマのなかではなぜか不自然でなく
鑑賞者としては、展開のユニークさに面白さを感じ
不覚にも最後は涙を流してしまう。
そんな映画でした。
「実は○○」の展開がこの映画の面白さ
(※ネタバレにもなっちゃってます。)
この脚本は、「実は○○」の展開が面白かったと思う。
映画最初の1時間は、
梨花(石原さとみ)と幼少のみぃたん(稲垣来泉)との生活時代と
高校生の優子(永野芽郁)と森宮さん(田中圭)との生活時代が
並行して交互に展開していき
やがて、この2つの話は、実は優子の過去と現在であることがわかってくる。
(原作にはみぃたんは無いらしいが、敢えて2つのドラマを展開していくための脚本だと思う)
物語の様相がはっきり見え出して
梨花が夫を自由自在に乗り換えていくという行為や
自分が所在不明になってしまう自由奔放さの理由は、
実は優子を想う気持ちから。
実の父親水戸(大森南朋)からの手紙が届いていたことを隠していてり、
父親が日本に帰国していたことを隠していたことも、
実は梨花が優子を想う気持ちから。
なぜ、梨花がそれ程までに優子のこと思うのか。
実は梨花自身の体のことや病気のことがあったから。
最後は、泉ケ原(市村正親)に梨花が実は亡くなっていたことも。
しかし、実は卒業式にピアノを弾く姿は見ていたし
早瀬くん(岡田健史)と結婚することも知っていたことを知らされる。
このドラマの“ありえない”話は“実は○○”によって融和されていたんですね。
最後に 映画の概要等
最後に結婚式のシーンで
「そして、バトンは渡された」のタイトルの意味がわかります。
それにしても、永野芽郁さんはいい女優さんになったと感じたし
衣装もとてもチャーミング。
石原さとみさんは凄くファッショナブルで目を見張りました。
そんなところも見どころですね。
映画の概要は以下の感じです。
第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。
血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。
現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。
一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。
主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。
監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
2021年製作/137分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画引用:映画.com
追記:金曜ロードショー 地上波初放送
2022年11月11日(金)日テレ
金曜ロードショーで地上波初のテレビ放送があります。
🎹「そして、バトンは渡された」🍳
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 10, 2022
📺今夜9時 地上波初放送✨#永野芽郁 #田中圭 #岡田健史 #稲垣来泉 #朝比奈彩 #安藤裕子 #戸田菜穂 #木野花 #石原さとみ/ #大森南朋 #市村正親 #そしてバトンは渡された pic.twitter.com/q9XuMFYgTZ
楽しみ~。
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