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【坂口安吾 ライスカレー100人前事件】『週間新潮』と『文豪春秋』の違い

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『週間新潮』の坂口安吾 カレー100人前事件

今日、喫茶店で「週間新潮」2022年2月10日号を読んでいた。

最後の方に坂口安吾のヒストリーという記事が目に留まり読んでいたら

引用:週間新潮2022年2 月10日号

ライスカレー100人前事件」という話でした。

その内容とは

坂口安吾が妻に「ライスカレー100人前頼んで来い」と言い

妻は近所の食堂やそば屋などに慌てて調達したところ

20皿位が集まって芝生に広げて食べたという

無茶な、無頼話が載っていました。

『文豪春秋』の坂口安吾 ライスカレー100人前事件

この話どこかで聞いたことがあるなと考えていたら、

文豪春秋ドリヤス工場著の漫画の中の

坂口安吾の紹介ページに載っていたことに気が付いたんです。

<作品紹介>

「芥川賞を私に下さい」と選考委員の佐藤春夫に手紙を出した太宰治。中原中也と小林秀雄のある女性をめぐる三角関係。谷崎潤一郎の「細君譲渡事件」……教科書に載るような文豪たちも、実生活ではワイドショー顔負けの様々な事件を起こしていた。それらを文藝春秋創業者・菊池寛がこっそり教える漫画版文壇事件簿。漫画に描くのは、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいのマンガで読む。』シリーズで知られるドリヤス工場さん。同シリーズは、又吉直樹氏が日本テレビ系「世界一受けたい授業」で三度にわたって取り上げ、累計50万部以上になっている。今回の本には、又吉直樹氏が以下のような推薦コメントを寄せている。
「面白かった!常識を超えた変態性を知ると、その作家の作品に触れたくなるのが不思議。楽しみながら、読書欲を掻き立ててくれる漫画です」

引用:『文豪春秋』ドリヤス工場著

早速、帰ってきて読み直したところ

確かに、カレーを100人前注文せよと書かれていたんですが

こちらは30人前が集まったと書かれていました。

「週間新潮」と「文豪春秋」のライスカレーの差が10皿。

やはり、この話は言い伝えなのか、諸説ありそうですね。

引用:『文豪春秋』ドリヤス工場著

まあ、別に10皿の違い

坂口安吾やその妻の何かに影響するわけではないんですが

なんとなく、面白いなと思い書いてみました。

坂口安吾って小説の作風も独自の世界感が強かったですが、

(病も関係しているようですが)

人間的にも変なおじさんだったようですね。

(さかぐち あんご、1906年〈明治39年〉10月20日 – 1955年〈昭和30年〉2月17日)は、日本の小説家、評論家、随筆家。本名は(さかぐち へいご)。

昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する小説家の一人である。純文学のみならず、歴史小説や推理小説、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆、囲碁・将棋におけるタイトル戦の観戦記など多彩な活動を通し、無頼派・新戯作派と呼ばれる地歩を築いた。

引用:ウィキペディア



追記「坂口安吾デジタルミュージアム」には

さらに、調べてみたところ

坂口安吾デジタルミュージアム」にも記載がありました。

檀一雄氏の邸宅に身を寄せていた坂口安吾氏がどういったきっかけで、三千代夫人に100人前のライスカレーを注文させたか、本人の口からは一切明らかにされていないが、その時の状況は一緒にいた檀一雄氏、坂口三千代夫人の証言を拝借することで窺い知ることができる。

引用:坂口安吾デジタルミュージアム

ちなみに、実際のライスカレーは20~30皿しか運ばれてこなかった。

と記載されていました。

どうやら正確な数字はわからないようですね。

おまけ 「文春オンライン」にも紹介

「文豪春秋」ホームページを開いてみると

かつての「文春オンライン」にもライスカレーのタイトルで紹介されていました。

太宰治の死をきっかけにライスカレーを100人前注文した坂口安吾……作家たちの“仰天エピソード”

中条省平が『文豪春秋』(ドリヤス工場 著)を読む

出典:文春オンライン

もっとも、内容的には「文豪春秋」の中身の紹介でしたが。

このカレー100人前事件は有名なエピソードだったようですね。

ちなみに、この漫画本には下記の文豪が載せられています。

文豪の秘蔵話やエピソードも楽しいですね。

『文豪春秋』に(登場する文豪たち)

太宰治 中原中也 川端康成 檀一雄 坂口安吾 谷崎潤一郎 宇野千代 国木田独歩 永井荷風 岡本かの子 夏目漱石 直木三十五 石川啄木 山本周五郎 志賀直哉 向田邦子 若山牧水 須賀敦子 樋口一葉 久米正雄 泉鏡花 江戸川乱歩 島崎藤村 林芙美子 中島敦 与謝野晶子 澁澤龍彥 吉屋信子 菊池寛 芥川龍之介

こんな記事も書きました。よろしければ。

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