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『日本の兄弟』松本大洋作【もうアートでいいんじゃないか】

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松本大洋氏の漫画は初めて読んだ。

映画では『ピンポン』を観ていたので、松本氏のことは知っていたんだけど。

松本大洋ワールド炸裂だし、漫画はアートの域

もうなんというか、松本大洋の世界感がすばらしいですね。

前衛的というかシュールというか、未知なる世界というか、

映画的でもあるし、アートでもあるなと感じた。

(この作品しか読んでないので、この作品に限ってだけど)

モダンアートの美術館に飾られててもおかしくない絵がいくつかあったよ。

それぐらい松本大洋ワールドが独特だし、心を打つものがあったと思う。

お気に入りは『日本の友人』

文庫本サイズで、11篇の短編集になってるんだけど

一番のお気に入りは「日本の友人」ですね。

何とも言えない違和感というかツッコミどころ満載の作風なんだけど

最後に相手の大事にしていた?人形を線路にポイとすててしまって

“来世で”ってお互いが言葉を放って去っていくラストは痺れました。

 



映画『ピンポン』大好きな映画

引用:ぴあ映画生活

映画『ピンポン』は大好きな映画だったので

原作も気にはなっていたのですが、

まさかこんな作風の漫画を描く作家さんだとは思いませんでした。

映画は宮藤官九郎の脚本で、窪塚洋介が最高のキャラだったことが印象的です。

今の井浦新がARATAで出演されていたことも面白いですよね。

映画のポスターを調べていたら松本大洋氏の漫画と合わさったものがありました。

今度は『ピンポン』漫画も読んでみたいな。

引用:ぴあ映画生活

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