冬季オリンピックも終盤を迎え、日本選手の活躍(メダル数も過去最高)も素晴らしいですね。
折角のオリンピックシーズンですので、私もオリンピックネタをアップしてみました。
まだ、2巻までしか読んでいませんが、「オリンピア・キュクロス」第2巻 ヤマザキマリ著
を選んでみました。

正直、『オリンピア・キュクロス』は昭和オヤジの私はあまり評価していないんですが
ただ、2巻の手塚治虫さんの言葉はビンビンくるものがありました。
(なぜ手塚治虫が登場するのかと言いますと、壺絵師デメトリオス主人公ということで、漫画家手塚治虫と絵繋がりになるわけです)
ということで、その言葉をいくつか紹介したいと思います。
「でもね、弱っている人を元気にさせるって言う意味なら、漫画家も医者も同じでしょ・・?」
「最初から金を稼ぐためにマンガで当ててやろうなんて考えている人は成功しないでしょ」
「まず作り手は、売れる売れないなんてことばかり考えてても、人の心を打つものなんてうまれませんよ」
そして特にこのページは素晴らしい。
引用:「オリンピア・キュクロス」第2巻 ヤマザキマリ著
私はフリーランスの仕事を30年以上していますが、
こういう言葉は、涙が出そうになるぐらい突き刺さります。
「まっとうに、やるべきことを打ち込んでいる人は、自然とそれで生きていけるようになる」
もう本当にその通り。
自分に力が無くても、こういう人には誰かが助けてくれるんですよね。
上記の言葉は手塚治虫さんが言ったのか、ヤマザキマリさんが創作したのかはわかりませんが
記憶しておきたい言葉だなと思いましたね。
年配の方はご存知だとは思いますが
64年東京オリンピックのマラソンで銅メダルをとった円谷幸吉が出てきます。
そして、円谷といえばオリンピックのメダルを日本中から期待と重圧をかけられ
悲劇の死に至った人物でもあります。
引用:「オリンピア・キュクロス」第2巻 ヤマザキマリ著
あとがきも読みごたえがありました。
その死を真正面から漫画に描いたこの2巻は見ごたえがありました。
私もリアルにそのニュースや場面を知っているわけでは無かったので
ある程度ショックを受けて読みました。
この2巻というのは
手塚治虫と円谷幸吉の太い2本の柱で構成されていて
読みごたえがありましたね。

コメント