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BS日テレ ドラマ「宮沢賢治の食卓」鈴木亮平主演 感想 第5話まで

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テレビ
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BS日テレ24年7月9日放送された

鈴木亮平主演ドラマ宮沢賢治の食卓」を鑑賞しました。

WOWOWで放送されたドラマのようですね。

とても得した気分です。

ドラマのジャンル的には

これぞホームドラマという内容でした。

悪人は出てこず、難しいストーリーでもなく

人情味があり、兄妹愛家族愛を感じさせてくれる

内容だったと思います。

ただ、「食卓」とタイトルが付いてはいますが

第一話のコロッケを観る限りは、

敢えて付け加えた感じがして、重要さを感じなかったですね。

 



映画「銀河鉄道の父」を思い出した

このドラマは最初の10分程観て

以前観た映画銀河鉄道の父」を思い出してしまいました。

映画「銀河鉄道の父」は「」(役所広司さん)が

主役として出てきていますが

実際のところは宮沢賢治(菅田将暉さん)がメインで

物語も展開していきます。

その菅田将暉さん演じる宮沢賢治と

今回の鈴木亮平さん演じる宮沢賢治が

ほとんど同じ時代を描かれていて

性格や明るさも同じような表現(演出)をされていたことに

少々驚きもありました。

実際の宮沢賢治はどうだったのかはわからないのですが

お二人の演技を見ていると宮沢賢治はこのような方だったのかなと

想像してしまいましたね。

宮沢賢治は感情が豊かで、まっすぐ

自分の生き方を常に考え思い立てば行動を起こす

ただ、好奇心が強く色々な関心事に走ってしまう

現実の壁にぶち当たり、また自分探しを繰り返す

父親は自分の仕事を継いでほしいが

賢治の生き方も尊重してくれていた父親だったようですね。

第一話の最後はそんな一面も垣間見えたように思います。

 



柳沢慎吾さんがポイント

映画との大きな違いは、柳沢慎吾さんの農民とのシーンでしょう。

(映画では賢治が父親代わりに店番をしていて

貧しい客に泣き付かれ、騙されて

多めのお金を貸すというシーンがありました。)

柳沢慎吾さんと父親との過去のやり取り

仕事の本質を学んだという内容でした。

この場面は今回のドラマのポイントの部分だったと思います。

それにしても柳沢慎吾さんはインパクトを残す役者さんですね。

慎吾さんが登場するだけで場面の色が変わりますから

すごいキャラクターだと思います。

最後に、この物語は妹トシ石橋杏奈さん)が重要な役どころです。

どうしても映画との比較になってしまいそうですが

これからの展開が楽しみですね。

 



第3話まで鑑賞して

第2話「夢のシチュウビーフ」

第3話「恋の鶏南蛮そば」

を鑑賞しました。

第1話では映画「銀河鉄道の父」を思い出すようなストーリー

でしたが、

第2話、第3話では完全にオリジナルなドラマになっていましたね。

“食”の方もシチュウビーフ鶏南蛮そばが物語の中心に

寄り添うように描かれていたように思います。

第2話は小学校の教師になった賢治が生徒に対する

考え方や接し方がとても印象的でした。

決して子供たちを“悪者”にせず

心の拠り所になろとする姿は涙ものでしたね。

西洋料理のマナーを教える為にレストランへ

子供たちを連れて行くという設定は

賢治の知識や経験が豊かであったことの裏返しでもあるなと

感じましたね。(史実は知らないのですが)

第3話では小学校教員のヤス(市川実日子)恋をするという主線

市民の人たちのためにレコードコンサート音楽と語り)を開催して、

その楽しさを広めようとする、

賢治の独自性文化芸術を愛する一面とが描かれていました。

妹を傷心をかばうばかりの遠藤への土下座のシーン

真っ直ぐな賢治の心を象徴していた場面でした。

ドラマの第3話まで通して観ていると

賢治は純粋な心の持ち主

妹や子供だけでなく人への思いやりの深い人柄

描かれていることと同時に

西洋の文化芸術にも知識があり、

それらを広めたいという強い思いも感じられますね。

新しいことをしようとする発想力と行動力が好感を持てます。

ここまでは、賢治の作家らしさはまだ出てきていませんが

妹・トシが病に伏すあたりから賢治の作品

出てきそうな気がします。

後半の物語が楽しみです。

 



第4話、第5話(最終話)鑑賞して

第4話 「別れの焼きリンゴ」

第5話 最終話「天上のアイスクリーム」

を鑑賞しました。

2話の共通することは

やはり、賢治の自らが思い込んだことは

何があっても心曲げずに突き進む性格だなということですね。

第4話では

ヤス(市川実日子さん)との結納の日に

妹トシ石橋杏奈さん)の結核の病状が悪くなったことで

自分だけが幸せになることはできないと

突然、婚約破棄を申し出る賢治の土下座シーン。

しかも、理由を一切話すことなくヤスの父親に罵倒されるシーンは

第4話の大きな見どころの1つだったと思います。

第5話では収穫祭の準備のシーンで

天候が嵐になっているにもかかわらず、周囲のことも顧みず、

妹への収穫祭の報告の為に、決行しようとする賢治の姿。

すべて、命残り少ない妹の為に、

突き進んでいく賢治を描いていました。

妹への愛はとてつもなく大きかったんでしょうね。

各話のタイトルである焼リンゴアイスクリーム

恋愛時の思い出の食べ物であったり

危篤状態の妹の口へ運ぶ雪であったり

妹と家族とが一緒にちゃぶ台で食べた最初の食べ物であったりと

その食べ物(焼きりんごやアイスクリーム)を見た時には

「宮沢賢治の食卓」を思い出すような演出がされていましたね。

そして、最後の嘉藤治山崎育三郎さん)との瀧のシーンは

短命に終わろとも懸命に生き、

皆に大切にされ幸せな人生だったという

人生とは何かを教えて貰えたようなシーンでした。

 



「銀河鉄道の夜」の一節

ドラマの最後に出てきた

銀河鉄道の夜」の一節を残しておきたいと思います。

私が持っている「賢治草紙」(バロル舎)から探してみました。

oplus_2

この本はいくつかの賢治の作品が集められていて

小林敏也氏の素朴な絵と共に

絵本のように読むことができる本です。

その中に「銀河鉄道の夜」もありました。

oplus_34

たしか、この一節だったと思います。

oplus_34

きっとみんなの本当の幸いを探しに行く

どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。

少し記憶に残しておきたかったので

ご紹介させて頂きました。

最後まで笑読頂きましてありがとうございました。

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