『ルポンドシエルビル』(旧大林組本店ビル)は
大阪北浜にある大阪の代表的な近代建築です。
その1階に出店していたフレンチレストラン
『ルポンドシエル:LE PONT DE CIEL』は
2022年10月1日まで営業されていましたが
現在は閉店され
北浜より少し西へ行った淀屋橋に
新しくできた日本生命淀屋橋ビルB1Fに
2022年12月より移転オープンが決まっています。
今回は建物の概要とレストランの新店舗情報をご紹介したいと思います。
『ルポンドシエルビル』(旧大林組本店ビル)
『ルポンドシエルビル』(旧大林組本店ビル)は
1926年(大正15年)に大林組の本社ビルとして建てられた近代建築です。
設計は大林組の平松英彦氏(社内コンペで選ばれたようです)
スパニッシュミッション風の意匠。
建物の説明
全面に茶色のスクラッチタイルを貼り、腰壁に竜山石を使用した、贅沢で重厚な外観。
上方部の両端にはテラコッタの円形レリーフ。
中央には各階の窓を囲む三連アーチと各階に貼られたテラコッタの装飾と最上部に並ぶ3つのベランダがひときわ目を引きます。
中央の入口部分も見どころで、白いアーチ部分には上部に紋章、左右に一対の鷲を配置した華麗な建物です。
随所に使われている彫刻は、同じ大林組設計部の大塚尚武の作品
引用:gipsypapa
所在地:大阪市中央区北浜東6-9
土佐堀通り沿いと
北川には大川とに面した立地にあります。
土佐堀通りに広く面した壁面はヨーロッパの建物意匠が
当時は、これから躍進していく時代を象徴していたと感じます。
大川沿いの壁面も橋から見ると今も存在感を出していますね。
『ルポンドシエル:LE PONT DE CIEL』フレンチレストラン
ルポンドシエルの意味は“天架ける橋”ということだそうです。
ルポンドシエル(フレンチレストラン)は元々は
旧大林組本店の向かい側にあるビル(大阪大林ビル)の30階にありましたが
時を経て旧大林組本店ビル1階に移り(その際にビル名も「ルポンドシエルビル」に)
そして、2022年12月に新たに日本生命淀屋橋ビル地下1階に移ることと
なったようです。
ルポンドシエルは1973年5月 大阪大林ビルの30階にてオープンし
来年の2023年にはおかげさまで創業50周年を迎えます。
このたび、店舗を北浜のルポンドシエルビルから淀屋橋の日本生命淀屋橋 ビルB1Fへ移転する事となりました。
新しいルポンドシエルで皆様をお出迎えできる事をスタッフ一同、心より楽しみにしております。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。現店舗 2022年10月1日(土)営業終了
新店舗 2022年12月1日(木)営業開始(予定)
引用:ルポンドシエル
個人的なことですが
私も30年程前に、結婚式の披露宴を大林ビル最上階の
ルポンドシエルの宴会場で行ったことが大きな思い出です。
新店舗となる日本生命淀屋橋ビル地下1階の場所は
気になる新店舗の場所も確認してきました。
所在地:大阪府大阪市中央区北浜3丁目5-29
まだどこにも『ルポンドシエル』の告知のようなものはなく
恐らくここがそうじゃないかなと思う場所を撮ってきました。
1階と地下フロアが吹き抜けになっていて
自然光が入るゆったりとした空間のなかで
全面ガラス張りの店舗になるんじゃないでしょうか。
(店舗内は見えるかどうかわかりませんが)
高級感のある素晴らしいお店が想像できます。
12月1日オープン予定なので
もうクリスマスの予定はいっぱいかもしれませんね。
また、機会があれば是非食事に行きたいものです。
追記:ルポンドシエル新店舗オープンしました
先日、日本生命淀屋橋ビルの地下を確認したところ
ルポンドシエルはオープンされていました。
ほとんど、前回の時とは変わっていませんでした。
オープンのお祝いのお花と店名がはっきりと
出ていましたので、間違いないようです。
店名と同列に「THE BRIDGE」と書かれていたので
意味を調べましたら
どうやらギャラリーがあるようです。
いや~素晴らしいです。
「アート」と「食」が融合。企画・コンサルティングは小山薫堂氏
レストランの企画・コンサルティングは、2025 年大阪・関西万博で食のテーマ事業プロデューサーを務める小山薫堂氏が担当。
新しいフレンチの場を創出しています。
エントランスには、企画展などを行うアートギャラリー「THE BRIDGE」を併設しています。
レストラン内部の通路や個室には具体美術を中心としたアートを設置するなど、訪れる人の感性を刺激し、「アート」と「食」の融合を楽しめる場になっています。
引用:大林組
特別な日には是非利用してみたいですね。
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