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映画『はるヲうるひと』佐藤二朗(原作・脚本・監督)|感想(戯言です)

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佐藤二朗の「裏の顔」を観た映画

予備知識なしに観たものだから

「はるヲうるひと」ってまさか売春のことだとは思わなかった。

ストーリー 至るところに“置屋”が点在する島で生きる、三兄妹の哲雄と得太といぶき。

長男の哲雄は弟の得太をいいように使い売春宿を取り仕切り、妹のいぶきは持病で長年療養の日々を送っていた。

女を売ることが当たり前の島で、彼女は唯一の箱入り娘として成長していた。

引用:映画ナタリー

出典:映画.com

※この記事に使用した映画の写真はすべて映画.comの出典です。

この映画、置屋で働く4人の女性と血の繋がりの複雑な三兄妹の

これでもかと言う位の禁断の話。

佐藤二朗さんって、冗談が大好きで、シャレが効いてて、愛妻家で

アドリブで共演者も笑わせる程のユニークな役者さん

というイメージが大きいのだが

この映画では全く真逆で、

言葉で表すと、どん底、地獄、修羅場、一線を超えている、等

ダーティー、ダークの世界を描いているのだから、

人というのはわからない。

しかし、佐藤二朗さん曰く、表も裏も無く、同じ心境で仕事をしているらしい。

そう、この映画の佐藤二朗の映画(原作・脚本・監督)は

私のイメージでは岡本太郎作「太陽の塔」裏太陽そのものなのである。

太陽の塔(自前写真)



山田孝之さんが迫真の演技

役者では山田孝之さんが迫真の演技をしている。

仲里依紗との台所での生きる苦悩で絡まるシーンや

佐藤二朗との火箸を持ち激怒し、殺しにかかろうとしながら

禁断の秘話を語るクライマックスシーン。

出典:映画.com

この映画は山田孝之が主演と堂々と言える映画だと思う。

仲里依紗さんの役どころが難しかったと思うのは

半分気がふれている役なんだけど、

全く正気であるセリフもあったりで

設定をどちらかに振ってしまった方が、

観ている方としては感情移入しやすいと思うのだが。

出典:映画.com

キャスト

  • 真柴得太:山田孝之 – 真柴家の次男。置屋「かげろう」の呼び込み兼娼婦たちの世話係。
  • 真柴いぶき:仲里依紗 – 真柴家の長女。得太の実妹。長年、持病で床に伏している。
  • 柘植純子:今藤洋子 – 「かげろう」の娼婦でムードメーカー。勝気でいぶきと衝突。
  • 村松りり:笹野鈴々音 – 「かげろう」の娼婦。癒し系。
  • 近藤さつみ:駒林怜 – 「かげろう」の新人娼婦。内気。
  • ユウ:太田善也 – 「かげろう」の客。ミャンマー出身で薬局勤務。りりに執心。
  • 三田:向井理 – 「かげろう」の客。都会から出張で島に来た男。
  • 桜井峯:坂井真紀 – 「かげろう」で最も古株の娼婦。姉御肌。
  • 真柴哲雄:佐藤二朗 – 真柴家の長男。得太の腹違いの兄。「かげろう」の主人。粗暴。
  • 義雄:大高洋夫 – 得太たちの父親。「かげろう」の先代。
  • 清美:兎本有紀 – 哲雄の母親で義雄の正妻。容姿端麗で穏やか。
  • 日焼けのオッチャン:市川しんぺー
  • 良太:大水洋介(ラバーガール)- 島にやってきた観光客。

引用:ウィキペディア

佐藤二郎の映画らしいと感じたところ

この映画が佐藤二朗さんらしいなと感じたのは

●最初の山田孝之が早口言葉で料金の説明をする場面や

●なぜか日焼けをする男が出てきて、2回目の登場の際は夜間で、

山田孝之は日焼け止めオイルを渡して、

最後にもう一度その男が出てきて日焼け止めオイルを山田孝之へ返すシーンは

 可笑しさと意味深のセリフがあったり

●「まっとう」という言葉や「ハナクソ」という言葉を使うところ。

(私だけかもしれませんが)

●「は」の字を書くシーンから、

「苦しくても笑え」の伏線を効かせて最後に笑う場面。

●「愛」という言葉もこの物語にはよく出てきて、

最後の「愛」の姿が結婚の形になる設定。

など、佐藤二朗さんのおもての顔が出ているなと感じた。

出典:映画.com

解説 個性派俳優の佐藤二朗が原作と監督、脚本を手がけ、出演もしたヒューマンドラマ。

佐藤自身の主宰する演劇ユニット“ちからわざ”が2009年に初演し、大反響を呼んだ舞台の映画化で、売春宿が軒を連ねる架空の島を舞台に、とある3兄妹がもがきながら生きる様を映し出す。山田孝之、仲里依紗、坂井真紀ら実力と個性を兼ね備えたキャストが揃う。

引用:映画ナタリー



最後に

この映画は元は舞台があっての映画化ということや、

役者さんが演劇ユニット「ちからわざ」からの出演ということもあり

かなり、演劇っぽいところも感じられたけれども

原作もかなり凝っていると感じたし、

最後の禁断のオチも良かったと思う。

映画だからそれなりにインパクトを残す為、

演出も強烈さを前面に出したと思うが

それなりに印象に残る映画になりました。

何よりも、佐藤二朗さんって別の才能を観た気がします。

出典:映画.com

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