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映画『護られなかった者たちへ』佐藤健、阿部寛、清原果耶主演 【おすすめ映画】

映画

予備知識なしでこの映画を観た。

想像以上にいい映画だなと感じました。

東北の震災の悲惨さ

それに伴う貧困の現実

社会の冷淡さや無常さ

理不尽と無力感

そんなことがひしひしと感じられる映画でした。

このブログに掲載しているすべて写真の出典:映画.com

映画概要

舞台は東北の震災のあった宮城県。

震災が下敷きになったドラマや映画、小説も多いので

最初は、またかと思ったのですが

そこから、貧困と犯罪という社会派のストーリーになって行ったことは

後半の展開にもの凄い問題を突きつけられる、

娯楽を超えた映画になっていったように思う。

あらすじ・解説

東日本大震災から9年が経った宮城県の都市部で、被害者の全身を縛った状態で放置して餓死させるむごたらしい連続殺人事件が起こる。容疑者として捜査線上に浮かんだのは、知人を助けるために放火と傷害事件を起こし、刑期を終えて出所したばかりの利根(佐藤健)。被害者二人からある共通項を見つけ出した宮城県警の刑事・笘篠(阿部寛)は、それをもとに利根を追い詰めていく。やがて、被害者たちが餓死させられることになった驚くべき事件の真相が明らかになる。

引用:Yahoo映画

原作は中山七理さんの小説。

お名前が存じ上げていましたが、作品は知らなかったので

この映画を観て小説の素晴らしさも見えたように感じました。

解説:

映像化もされた「さよならドビュッシー」などの中山七里の小説を原作にしたミステリードラマ。宮城県で発生した連続殺人事件の容疑者となった青年と、彼を追う刑事の姿から日本社会が抱える格差の実態を浮き彫りにする。監督は『楽園』などの瀬々敬久。『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健、『のみとり侍』などの阿部寛のほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが出演する。

引用:Yahoo映画

 

鑑賞の感想

2つの殺人事件を追いかける展開でしたが

どちらかというと、謎解きよりも

佐藤健さんと、清原果耶さん、倍賞美津子さんの関係性が凄く気になる映画でした。

そこに阿部寛さんのアウトロー刑事が絡まってきて

ミステリーというよりもヒューマンドラマの方が

比重が大きかったように観ていて感じましたね。

後半は完全に社会派の問題提起のストーリーに転換。

佐藤健さんの尋問のあたりから、前のめりになって観ていました。

そして、思いがけない人物が殺人犯とわかり

ここがクライマックス!と思っていましたが

最後にもう一つのドラマが隠されていました。

今の映画(小説)はこういう2段階、3段階の伏線の効かせ方で

観客に満足感を与えてくれますよね。

これが“いい映画”の決め手になっているかもしれません。

出演者が豪華

出演者の方では

佐藤健さん、清原果耶さん、阿部寛さん、倍賞美津子さんが

色々な賞を取られているようですね。

倍賞美津子さんも阿部さんも、国際賞以外はもういいでしょ。

どちらかと言えば、

役所の職員を演じた永山瑛太さんや緒形直人さんの嫌われ役演技も

注目してほしいなと思います。(写真は永山瑛太さんと吉岡秀隆さん)

監督は『64』などを撮った瀬々敬久氏

あまり小細工はしない監督だけど、社会派の映画は第一者になられた感じですね。

安心して鑑賞できます。

そして、エンドロールの音楽は

桑田佳祐“月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)”ですか。

今回の音楽ももちろん聞いたことはありましたが

この映画に使われていることは初めて知りました。

いや~心に沁みる音楽でした。

最後に

タイトル『護られなかった者たちへ』の意味

最後のシーンでわかったように思いました。

人の命を護れなかった。

いや心で護ってくれた。

そんな目には見えない「痛さ」と「優しさ」が混ざった複雑な心境が

阿部寛さんと佐藤健の絶妙な演技、顔の表情、台詞に

現れていたように思います。

この映画は構成も素晴らしかったですが

社会の不条理に誰もが奥歯を噛みしめながら

生きていく姿が心を打たれましたね。

おすすめの作品です。

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