「ミステリと言う勿れ」で菅田将暉さんが、なかなか魅力的な演技をしていたので
この映画も期待が持てるなと思い鑑賞してみた。
出演者の顔ぶれが作品の意気込み感じる

出演者が
今回初の俳優デビューで殺人鬼役のセカオワのボーカル・Fukaseさん
刑事役に小栗旬さん、中村獅童さん
菅田将暉くんの奥さん役に高畑充希さん
そして、才能が見えない漫画家で今回の共犯者?役の菅田将暉さん
と豪華な顔ぶれが映画の意気込みと組み合わせの妙を感じますね。
もしも、売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?
しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメント・映画『キャラクター』。「20世紀少年」「MASTERキートン」を始め、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志が10年の歳月をかけて、練りに練り上げた企画がついに実写映画としてそのベールを脱ぎます。
出典:東宝ウェブサイト
この映画はあくまでもダークエンターテイメント
この映画、ドラマの流れでは殺人事件の犯人追いかけ謎解きストーリーに思えるのですが
決してそういうふうには観ない方がいいと思います。
キャッチコピーで“ダークエンターテイメント”ってうたっているように
サイコ殺人鬼が一家4人を惨殺していくドキドキ、ハラハラの
サスペンスものとしての純粋に観た方が楽しめる映画です。
決して犯人逮捕まで至る謎解きや納得のいく逮捕劇としては観ない事をお薦めします。
(刑事ものとして観るとツッコミどころ満載なので)
スケッチに向かった先で、一家殺人事件の現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始めとする各映画賞を総なめにし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚ましい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じます。
山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(もろずみ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase。今年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーを迎えたSEKAI NO OWARI。アーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、全てが謎に包まれる異質な存在・両角を、独特の存在感と美しさで熱演。そして、山城が描いた漫画「34」と事件の関連性にいち早く気づき、その真相を探る刑事・清田俊介(せいだしゅんすけ)を演じるのは小栗旬。さらに、清田の上司・真壁孝太(まかべこうた)を中村獅童、漫画家として鳴かず飛ばずの山城を陰で支える恋人・川瀬夏美(かわせなつみ)を高畑充希がそれぞれ演じ、エンタメ界を牽引する豪華俳優陣が集結。『世界から猫が消えたなら』(16年)、『帝一の國』(17年)、『恋は雨上がりのように』(18年)など、作品ごとに新しい映像世界を作り上げてきた永井聡が監督としてメガホンを取ります。
出典:東宝ウェブサイト
構成、企画はよく練っていたと感じた
ストーリーは、芽が出ない漫画家が惨殺現場に遭遇して
それを漫画化し、そのリアルさが受け人気作家になる。
そして、その漫画の続編が、殺人鬼が完全コピーし殺害していく。
やがて、漫画家がその殺人鬼を呼び出す漫画を描き対決しようとするが
殺人鬼に裏をかかれるっていう流れなんだけど
企画や構成は凄く面白かったし、よく練られていたと思う。
小栗旬さんや菅田将暉さん、Fukaseさんそれぞれの役どころも
ハッピーエンドに終わらなかったのが良かった。
これが安易な終わり方をしていたら、この映画は台無しだったろうなと思う。
音楽もよかったので、エンドロール最後まで鑑賞しました。
包丁を研ぐ音、最後まで手を抜かなったですね。
菅田将暉さんはいい役者になったなぁ
それにしても、菅田将暉さんはいい役者さんになったなと感じた。
人気もあるし、彼の個性も定着してきてる。
今回のこの役も違和感なく観ることができた。素晴らしい。
セカオワのFukaseさんも初めてとは思えない演技で
なかなかの恐怖が感じられましたね。
出典:映画.com
高畑充希さんは少しこの役にはもったいなかったと感じた。
別の女優さんであまり顔が知られていない役者さんの方が
より怖さが伝わってくるんじゃないかと感じましたね。
小栗旬さんも、他の映画と大きな変化はないですが、安定した安心感がありますよね。
この人が出ていればまず合格点の映画だろうって。
最後に
この作品は終わり方を観ても感じたんだけど
続編を考えてるんじゃないだろうか。
高畑充希さんを影から観ているシーンや
菅田将暉さんも最後ベットシーンで精神状態もわからない。
殺人鬼も死んでいませんからね。
思わせぶりなラストが次作を創る気の意欲を感じます。
長々と失礼致しました。
一映画ファンの戯言でした。

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