今日2月22日は「猫の日」だそうで、今朝テレビで知りました。
それならば、拓陽も何か猫に関するネタは無いかと考えて
猫と言えば夏目漱石ではないかとひらめき
4コマ漫画『先生と僕』香日ゆら著と、漫画『文豪春秋』ドリヤス工場著から
漱石と猫に関する部分をピックアップして、ニャーニャーしたいと思います。

『先生と僕』(青春編)は漱石が学生時代から作家デビューまでを4コマ漫画で描いた
文庫タイプの書籍である。
1ページに4コマ漫画が1篇書かれており、その横書に説明文がすべてのページに載せてあり
かなり読みごたえはある漫画になっています。
また、登場人物が豪華で
正岡子規、寺田寅彦、高浜虚子、中勘助、内田百聞、芥川龍之介、和辻哲郎などなど。
この文豪たちが漱石と絡むシーンだけでもこの漫画は楽しい。
<さて、漱石と猫の絡むシーンはこんな感じで書かれている。>
・高浜虚子が俳誌「ホトトギス」に漱石の小説を依頼するところから始まる。
・漱石は何を書こうかと考えているところに猫がやってきてヒントを得る。
・そして、出来上がった小説を見せたところ非常に面白くて虚子が驚く。
・小説名は「猫伝」か「吾輩は猫である」かに迷っていたが虚子が「吾輩は猫である」を押す。
・「ホトトギス」に載せたところ大人気になり部数が一気に増え虚子が続編を依頼する。
引用:『先生と僕』(青春編)香日ゆら著
まあ、小説の中身とよりも「吾輩は猫である」ができる前と後のエピソードが書かれていました。
漱石ファンとしては、その人物関係やその小説が如何にできたかの方が興味がありますよね。
私は知らない事が多くてすごく勉強になりましたが。

漫画『文豪春秋』は30人の文豪と呼ばれている作家のそれぞれ逸話を紹介している漫画で
『文学界』で連載されたものを1冊にした漫画本です。
その中で夏目漱石は章では多くの文豪が猫好きで
漱石もその一人として書かれており、本文ではあまり詳しくは書かれていなかったのですが
章の最後に漱石のまとめには猫とのエピソードが書かれていた。
・漱石はむしろ猫よりも犬好きと後年、野村胡堂に語っている
・漱石死後も、妻鏡子は猫を飼い続けた。
「吾輩」が売れたのである種の験担ぎであったという。
引用『文豪春秋』ドリヤス工場著
引用:『文豪春秋』ドリヤス工場著
向田邦子、佐藤春夫、内田百聞、大佛次郎等の猫好きの逸話や
室生犀星、池波正太郎、開高健、谷崎純一郎などの名前も上がっていましたね。
まあこんな逸話も知ることができると
文豪の普段の顔も垣間見れて楽しいですね。
お気に入りの作家さんの小説をもう一度読み直しても、違った面も見れそうです。

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