ウクライナをロシアが戦争を仕掛け、悲惨な状況が続く“今”ですが
こんな、“今”だからこそ、バンクシーのアートの力が必要なんじゃないかと。
そこで、『BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?』からいくつかピックアップしてみた。
まずは何と言っても、この絵が有名でしょう。
出典:BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?
イスラエル軍の攻撃にパレスティナの抗議運動の姿。
パレスティナ軍は投石で立ち向かっていたようですが、石では無く花束を持たせた代表作。
ベツレヘムのガソリンスタンドの壁に描かれている。
この一枚で反戦を世界に訴えることができた。

ちなみに私も7~8年前にネットでこのTシャツを買って街を歩いたものです。
まだ、バンクシーがそれ程知られていなかったので、自慢げに歩きましたね。
出典:BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?
イスラエルとパレスティナの分離壁の前に、バンクシーが手掛けた
『The Walled Off Hotel』 “世界一眺めの悪いホテル”の一室にこの絵が描かれている。
いつの日か、イスラエル軍とパレスティナ人が、枕たたきのような平和的かつ平等なルールの下に交戦できる日に向けた願いと現実の政治的不均衡を描いている。
引用:BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?
この絵も1枚で反戦を表すにはインパクトのある作品ですね。
バンクシーの絵には厳しさと優しさを両面組み合わせる特徴があって
それが大きな支持を得ているんだろうと思う。
次はバンクシーのインスタグラムから1枚
この絵は、いずれ人間に代わって猿たちが取って代わるだろうという意味が
あるようだけど。
“今”の戦争の状況を見ていると、人間がいる限り核を持たせれば、
いづれ威嚇や脅迫めいた暴力行動という力を使うのが人間だということが証明された。
まだ、猿のほうがマシなのか。そんなことを考えさせられる1枚ということで。
出典:BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?
イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により破壊された街に描かれた猫
子猫の絵は、悲惨なガザ地区の現状と対照的な陽気な猫を描き、そのギャップでガザ地区の現状を伝える意図があった。
引用:BRUTUS CASA バンクシーとは誰か?
ここでも、厳しさや悲惨さを伝える為に敢えて優しげな猫持ってくることで
ギャップやアイロニー的表現でインパクトを与えている。
以上4点程ご紹介させて頂きましたが
アートが世界を動かしたアーティストも少ないかもしれません。
今こそアートの力が必要な時かもしれませんね。

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